桃田賢斗選手らの似顔絵をマスクに 福島県双葉郡から巣立った五輪選手を応援
福島県双葉郡から巣立った五輪選手を支援する「双葉のオリンピック選手を支援する会」は、東京五輪に出場する7選手の似顔絵をデザインしたマスクを作成し、郡内で配布している。富岡町の富岡小中富岡校へのマスク贈呈は20日、同校で行われ、同校の卒業生でバドミントン男子シングルスに出場する桃田賢斗選手(NTT東日本、富岡高出身)らの活躍を願った。
東京五輪には桃田選手や、バドミントンの渡辺勇大選手(日本ユニシス、富岡高出身)、東野有紗選手(同、同)、サッカー女子の菅沢優衣香選手(三菱重工浦和、同)、平尾知佳選手(新潟、同)、三宅史織選手(INAC神戸、同)、遠藤純選手(日テレ東京V、ふたば未来学園高出身)が出場する。
贈呈には同校の全校児童生徒約50人が出席。支援する会会長の青木淑子元富岡高校長や、桃田選手らを指導した斎藤亘ふたば未来学園中バドミントン部監督らがあいさつし、児童生徒全員にマスクを手渡した。
同校の川端悠音さん(中学3年)は「熱い気持ちを持って応援したい」と語った。青木会長は「多くの人にマスクを着けてもらうことで応援の思いは伝わるはず」と語った。
同会はマスクを3000枚作成し各町村役場などを通して配布している。応援ポスターも2000枚作り郡内に掲示し、選手のイラストが入ったTシャツを製作している。