福島県産ナシ2年ぶりベトナム輸出 JA福島さくら、いわき市で出発式 「豊水」現地へ

 

2年ぶりにベトナムへ輸出される福島県産ナシ

 

2022/09/14 18:40

 

 JA福島さくらによる福島県産ナシのベトナム輸出が14日、2年ぶりに始まった。同日、いわき市の同JAいわき梨選果場で出発式が行われ、第1弾として同市産の「豊水」約2・1トンが現地へ向けて出発した。

 ベトナムへの輸出は2017(平成29)年から行われているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。今年は豊水を皮切りに郡山市産「二十世紀」、いわき市産「新高」の3品種計6・9トンを9月から10月にかけて輸出し、11月中旬まで現地のイオンで販売する予定だ。

 出発式では内堀雅雄知事が「安全で品質の高い県産農産物を世界に届けて笑顔を広めていこう」とあいさつ。関係者がテープカットし、豊水を載せたトラックを見送った。

 現地ではイオンと日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受けて販売PRを行う。同JAいわき梨部会の草野博明副部会長は「風評被害を乗り越え、現地で県産ナシが定着してきている。これからもおいしいナシを作っていきたい」と話した。

 

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