「ハチ公」像が道の駅までい館で来訪者お出迎え 特養ホームから移設 福島県飯舘村

 

までい館に移されたハチ公のオブジェ

 

2022/10/26 21:07

 

 東京都の渋谷公園通商店街振興組合から福島県飯舘村に贈られた忠犬ハチ公のオブジェが「いいたて村の道の駅までい館」に移された。特別養護老人ホーム「いいたてホーム」に展示されていたが、JR渋谷駅前のハチ公像のように多くの人が集い、にぎわう場所になってほしいとの思いから移設された。

 同組合は東京電力福島第1原発事故発生後、渋谷に飯舘の花を植えるなど復興支援を続けてきた。ハチ公のオブジェは村が全村避難中だった2013(平成25)年、国の特例で事業を続けていたいいたてホームに寄贈した。高さ約1・7メートルで、渋谷駅前の像の約1・5倍に当たる。

 道の駅への移設は、組合の一員で東京から村内に移住した造園業塚越栄光さん(47)が関係者と協議を進めて実現した。ハチ公像のモデルとなった秋田犬「ハチ」は1923(大正12)年生まれで、来年が生誕100年の節目。塚越さんは「渋谷と飯舘の交流が一層盛り上がることに期待している」と話した。

 

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