小名浜海星高の海洋練習船が帰港 50日間の遠洋航海終え

 

実習生が見守る中、水揚げされるマグロ

 

2022/11/08 21:02

 

 福島県いわき市の小名浜海星高の海洋練習船「福島丸」は8日、約50日間の遠洋航海実習を終え同市の小名浜港に帰港した。

 今年度2回目の遠洋航海実習で、海洋工学科の2年生28人と専攻科海洋科の1年生9人、専攻科機関科の1年生6人が参加した。日付変更線付近の太平洋海域でマグロのはえ縄漁実習に臨み、メバチマグロなど約18・7トンを漁獲した。

 帰港式の後、水揚げが行われ、大きなマグロがクレーンでつり上げられるたびに、実習生が大きな拍手を送った。三輪海斗さん(海洋工学科2年)は「漁獲したマグロが自分の口に入るまでの工程が分かり勉強になった。この経験を進路選択に生かしていきたい」と実習を振り返った。

 水揚げされたマグロは市内の小売店やスーパーなどで販売される。

 

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