コロナワクチン職域接種対象を付属中高生に拡大 福島県いわき市の東日本国際大

 

 福島県いわき市の東日本国際大は新型コロナウイルスワクチンの職域接種の対象を同大付属昌平中・高生に拡大した。同大によると、事前のアンケートでは全校生徒の約8割が接種を希望したという。

 同大は会場や医療従事者を確保できない他の教育機関などにも接種を行う文部科学省の「大学拠点接種」を進めている。市内で若年層の感染が拡大する中、国がモデルナ製のワクチンの対象年齢を12歳以上に引き下げたのを踏まえ、実施した。事前に保護者へアンケートを行い、全校生徒の約8割に当たる416人が接種を希望した。感染リスクを減らそうと、早めの接種を希望する人が多いとみられる。

 2日は中高生約350人が1回目のワクチン接種に臨んだ。中学1年生の女子生徒(13)は「電車通学で人と接触する機会が多いから感染が不安だった。早く打ててよかった」と話した。

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