福島県相馬市内で唯一登山可能な塩手山で山開き 見頃の「四季桜」満喫
登山道入り口の「四季桜」の花に迎えられ、山頂を目指す参加者
2022/11/24 09:40
福島県相馬市山上地区にあり市内で唯一登山ができる塩手山(281・5メートル)の山開き実行委員会は23日、同山を登山した。2019(令和元)年の台風で流失した登山道へ向かう道の橋が復旧工事中であることなどから、今年も一般客を呼び込むイベントは行わず、関係者のみで山開きした。
住民や愛好家、市観光協会でつくる実行委員会は震災後、同山の登山道改良などに取り組み、新たな名所づくりを目指している。2019年12月に初の山開きイベントを計画したものの台風で断念。以降、コロナ禍もあり今年まで4年続けて開催できずにいる。
今回は約30人が参加した。登山道入り口にはこの時期に見頃となる「四季桜」がある。かれんな花に迎えられた参加者は、小雨に負けず元気に山頂へ向かった。
出発式では実行委員会長の草野清貴市観光協会長=相馬商工会議所会頭=らが「橋の復旧工事が完了する来年こそ、山開きイベントを実現させたい」と強く願っていた。
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市観光協会は23日以降、登山者先着200人に記念バッジを無料配布する。山頂の標柱前で写真を撮り、市千客万来館か山上公民館で提示すれば受けられる。時間は午前9時~午後5時で年末年始は休館(公民館は土、日曜と祝日も休館)。