角田さん(福島県只見町・明和小)葛尾中(葛尾村)が大賞 ふくしまジュニアチャレンジ 地域の宝守り発信

 

2022/12/20 09:26

 

 「地域の宝」を守り、発信する活動とアイデアを募集した福島民報社の「第4回小中学生まちづくり大賞(ふくしまジュニアチャレンジ)」の受賞者が決まった。グランプリには、全線再開通を前にした只見線の全駅を自転車で巡り、活性化策を行政に提案した福島県只見町の明和小6年・角田杏(あん)さん(活動部門)、同県葛尾村特産の凍(し)み餅のおいしさを伝えるレシピを開発した葛尾中(代表・伊藤愛佳さん=3年)(アイデア部門)が選ばれた。

 県内全域の小中学校から活動部門に165件、アイデア部門に121件の計286件の応募が寄せられた。活動部門はグランプリ1件、福島民報社賞1件、金賞2件、銀賞2件、銅賞10件の計16件、アイデア部門はグランプリ1件、福島民報社賞2件、金賞3件、銀賞5件、銅賞20件の計31件が選ばれた。今回から新たに設けられたジュニアSDGs賞と福島北ロータリークラブ賞には、それぞれ1件が選出された。

 活動部門グランプリの角田さんは、沿線に絶景が広がる只見線を地域の宝と考えた。2020(令和2年)から利用促進を目指した活動を始め、2022年には夏休みを利用し、同線の36駅を自転車で回った。訪問先でで出会った人にインタビューを重ね、「まず地元住民の乗車機会を増やすべき」とする報告書をまとめ、県と只見町に提出した。

 アイデア部門グランプリの葛尾中は古くから村内に伝わり、住民に親しまれている凍み餅を古里のシンボルと捉え、全国へ広める方策を練った。長期保存が可能なため、災害時に備える非常食としての活用に知恵を絞った。ワッフル風の「しみモッフル」、ゼリーなどのスイーツ、せんべいなどのメニューを独自に考案し、学校新聞で発信した。

 新設のジュニアSDGs賞は、国際貢献のためトマトの栽培と販売を続けている須賀川市の稲田学園ドライ7に贈られる。

 飢餓や貧困、環境変動、人権や不平等など世界的な課題に対し、子どもの立場から改善を目指す取り組みをたたえる賞で、今回から審査委員に加わったお茶の水大SDGs推進研究所学生委員長の太田朝弓さん(二本松市出身)らが中心に選んだ。

 福島北ロータリークラブ賞は、地域に根づく伝統・文化の保全などの観点から選考され、県都の夏の風物詩「わらじ祭り」を盛り上げるアイデアで応募した福島市の桜の聖母学院小「信夫山わらじ祭り」に授与される。

 

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