ロケットの人工衛星保護装置、動作試験に成功 福島県南相馬市のロボテスでIST

 

2023/02/14 18:00

 

 福島県南相馬市に福島支社を構えるロケット・人工衛星開発のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ(IST)」(本社・北海道大樹町)は13日までに、ロケット先端部に搭載する人工衛星などを覆って保護する「フェアリング」の動作試験に成功したと発表した。

 フェアリングは打ち上げの空気抵抗などの衝撃から人工衛星を守る役割があり、上空で空気が薄くなった後は切り離される。同社は超小型人工衛星を打ち上げる小型ロケットの開発や製造に取り組んでおり、今回の試験のデータを基に設計や製造に着手するという。

 動作試験は南相馬市の福島ロボット・テストフィールドで行った。フェアリングの製造には浜通り地域の4つの企業が協力している。

 

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