葛尾産エビ使用のソースでパン開発 2月下旬ごろの完成目指す 会津農林高生「柳津の新名物を」
えびマヨソースを塗ったパンを試食する会津農林高発酵チームの生徒
2025/01/23 09:20
会津農林高発酵チームと福島県柳津町のやないづ振興公社は、福島県葛尾村産バナメイエビを使った「えびマヨソース」を活用したパンの開発を始めた。22日、福島県会津坂下町の同校で開発会議を開いた。2月下旬ごろの完成を目指す。
柳津町は東京電力福島第一原発事故の際に葛尾村民の避難を受け入れた経緯があり、現在も町村間で交流が続いている。今回のパン開発は、両町村の絆を再確認すると同時に、新たな名物を生み出す狙いがある。
会議では、えびマヨソースを開発したふたば未来学園高生からオンラインで説明を受けた後、振興公社が運営する「道の駅会津柳津」などで販売しているパンに塗って食べるなどして、新商品のイメージを膨らませた。
発酵チームに所属する柳津町在住の長谷川碧泉(あおい)さん(3年)、斎藤妃織(ひおり)さん(同)は「ソースはエビの風味が強くてとてもおいしい。葛尾村と柳津町の魅力がたっぷり詰まったパンを作りたい」と思いを語った。
県などでつくるFukurum(フクラム)カード推進協議会の「ふくしまの未来を創るFukurum基金」を活用して開発に取り組む。