こびとの森へようこそ 福島県いわき市の貝泊地区にオープン 森を冒険、自然に親しむ

 

こびとの家の中を探索する子どもたち

 

2025/05/06 19:00

 

 福島県いわき市田人町の貝泊地区に、自然の大切さなどを学べる子どもの体験施設「こびとの森」が3日、オープンした。初日から、市内だけでなく県外の親子も訪れ、こびとの家を探したりしながら自然の不思議を学んだ。

 同施設は約1・8ヘクタールの山の中を自然観察しながら散策し、点在する「こびとの家」を訪れ自然の不思議について学ぶ仕組みとなっている。森に入れるのは子どもとガイドのみで、ファンタジー感あふれる特別な空間を冒険して楽しめる。施設は酒井千春さん(51)と長女の未玖さん(23)が運営し、ガイドも務める。

 初日の第1回目の体験には4人が参加した。子どもたちは森に入る前に元気に「こびとさん、おじゃまします」とあいさつ。森の入り口そばのテントの中で、酒井さんから森に住む6人のこびとが持つ役割などの説明を受けて森へ出発した。子どもたちはキビタキのさえずりや小川のせせらぎだけが聞こえる、適度に間伐された森の斜面を登りながら自然観察したり、こびとの家の鍵が入っている宝箱を探したりして自然に親しんだ。

 こびとのお手伝いをするというテーマで木の枝をのこぎりで切ったり、まき割りなども体験した。

 市内から参加した橋本潮さん(10)と伊沙波さん(7)は「とても楽しかった。また遊びに来たい」と笑顔だった。

 今月下旬には、敷地内に大人向けにコーヒーやハーブティーなどが楽しめるカフェ、温まった後すぐそばを流れる小川に入り汗を流せる、屋外設置のサウナがオープンする。森林浴と組み合わせた瞑想体験もできる。全て予約制で、空きがあれば当日予約も可能。

 

予約、問い合わせは公式ホームページ

https://kobitonomori-iwaki.com/へ。

 

関連記事

ページ上部へ戻る