小高区・浦尻貝塚を学び縄文時代に思いはせる 国学院大学院友会の公開講演会 福島県南相馬市

浦尻貝塚と縄文文化をテーマに開かれた講演会
2025/08/24 15:43
縄文時代を考える国学院大の同窓会「国学院大学院友会」の公開講演会は23日、福島県南相馬市原町区の市民情報交流センターで開かれた。
同会県支部の主管。国学院大卒で、国立歴史民俗博物館准教授の中村耕作さんが講師を務めた。
中村さんは同市小高区の国指定史跡、浦尻貝塚について説明した。縄文時代前期後半から晩期中ごろまでの約3千年間という長い期間、継続的に利用された貝塚で、周辺地域の中核的な集落と考えられると指摘。儀礼で使われた土器などについて考察した。
約50人が聴講し、古代の生活に思いをはせた。
講演会に先立ち浦尻貝塚で自由見学会が開かれた。