飯舘の高齢者に安心を 自宅療養支援8月3日開始

【福島民報ニュース】

飯舘村の看護師星野勝弥さん(67)は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、村内初となる訪問看護事業に乗り出す。自宅を事務所に改装し、自宅療養する地域の高齢者を看護する「あがべご訪問看護ステーション」を8月3日に開所する。

訪問看護を通じ、高齢者の住みよい環境づくりを誓う星野さん(中央)らスタッフ

 星野さんは東京都出身。東京大を卒業後、国語の教員となり都内の高校で約三十年教壇に立った。転機が訪れたのは55歳。「キリスト教の牧師だった両親のように困っている人の役に立ちたい」との思いから、医療の道へ進むことを決意した。東京都立大の看護学科で学び、還暦を目前に教職から看護師に転身した。

 都内の病院で働く中で、在宅医療を続ける高齢者のケアの重要性に気付いたという。原発事故で被災した地域は、その課題がより鮮明になっていると考えた。2017(平成29)年、原発事故の避難指示が一部を除き解除されたばかりの飯舘村に一戸建てを購入し、移住した。村の地域包括支援センターで保健師として働き、帰還した高齢者や訪問介護や避難している高齢者の見守り活動などに従事した。

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