タイ・バンコクで福島県の「常磐もの」販売 21日まで水産物フェア いわき魚類など

 

タイで「常磐もの」の魅力を伝える鈴木社長(左)

 

2025/10/09 10:38

 

 いわき魚類(本社・福島県いわき市)は大口水産(金沢市)と共に7日から21日まで、タイ・バンコクで水産物フェアを開催している。東日本大震災と能登半島地震を経験した両社が震災からの復興を発信し、海外への販路を広げる目的で企画した。

 タイに進出した小売り大手「ドン・キホーテ」の2店舗で実施している。いわき魚類は福島県で水揚げされた「常磐もの」のアジやホッキ貝、ホウボウなどの鮮魚を販売。松川浦産のアオサ、いかにんじんが入った練り物「ちぎり揚げ」の試食販売も好評で、買い物客から「魚の色がきれいで、タイのものより安くて特別感がある」「おいしかったので、家族で楽しみたい」との声が上がった。

 いわき魚類の鈴木健寿社長は「タイの消費者と直接話し、福島の水産物に対する抵抗感はないと感じた。海外に広めていく手応えを得た」と語った。

 

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