県産花購入に独自補助 福島県、花卉農家支援
【福島民報ニュース】
県は新型コロナウイルス感染拡大の影響で入学式や総会などの行事が行われず出荷先を失い、売り上げが落ち込む花卉(かき)農家を支援するため、独自の補助制度を設ける方針を固めた。県産の花を購入して公共施設などに展示する関係団体の経費を補助する。子どもが花に触れ合う機会をつくる事業にも財政支援する。花の活用拡大で生産者を支えるとともに、県産花の魅力を広く発信する。
県内施設で花を飾る際、生産や卸売りなどの事業者でつくる団体に、購入費用を補助する。団体は県花き振興協議会とする方向で調整している。
既に、農林水産省が2020(令和2)年度第一次補正予算で、花の活用拡大に向けた補助事業費を確保している。県は生産者の経営を支援するため、国の補助金に独自に上乗せする方針。6月定例県議会に提出する2020年度一般会計補正予算案に関連経費を数百万円程度盛り込む方向で最終調整している。購入を担う団体に国と県が二分の一ずつ補助する仕組みで、団体の負担は実質ゼロとなる見込み。(続きを読む)
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