学校からの相談大幅増 内容多様化、今夏105件 福大発表

 

【福島民報ニュース】

新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、児童生徒のストレスケアの必要性が高まっている。福島大子どものメンタルヘルス支援事業推進室によると、今年7月から9月2日までの約2カ月で学校からの相談件数は105件あった。昨年6月から今年2月までの55件と比べ、大幅に増えている。
2日、同大が記者会見し発表した。

相談内容も多様化している。
不登校の経験がなかった子どもが学校に行き渋るケースや、無気力や学習意欲の低下を懸念する声が多く聞かれるという。自粛期間中の家庭への関わり方に助言を求められることもあった。

同推進室の高橋紀子特任准教授は、子どもたちの行動や気持ちの変化の背景に「新型コロナによる家庭環境の変化や経済的な理由が潜んでいる可能性もある」と指摘する。心のケアについては「先が見通せない不安の中、目標を見失いがちな子どもたちを、周囲の大人がサポートしていく必要がある」と話した。

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