常温で長期保存できるカスタードプリンを開発
松永牛乳(南相馬市)、いわきユナイト(いわき市)、いわき遠野らぱん(同)の三社は、常温で長期保存できる「まつなが牛乳カスタードプリン」を共同開発した。17日に発売する。
松永牛乳の「まつなが牛乳」をふんだんに使い、滑らかな舌触りと濃厚な卵の風味を楽しめる逸品に仕上げた。いわき遠野らぱんのレトルト食品を作る独自技術を生かし、常温で四カ月間の長期保存を実現させた。いわきユナイトが商品ラベルや売り場選びなどの企画を手掛けている。
価格は税別380円。南相馬市鹿島区のセデッテかしま、浪江町の道の駅なみえのほか、ネットでも販売している。今後、JRなどと連携して販路を広げる方針。
経済産業省の「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」の一環で商品化した。
松永牛乳の井上禄也社長(47)は「まつなが牛乳を別な形で味わい、福島の食材のおいしさを感じてほしい」とアピール。いわきユナイトの田子哲也代表取締役最高経営責任者=CEO=(51)は「新たな手土産として定着しそうな商品が完成した」と語った。