小名浜漁港でさんま初水揚げ

 

いわき市の小名浜漁港に11月4日早朝、サンマが今年初めて水揚げされた。
不漁の影響で、県内への水揚げは例年よりも一カ月ほど遅くなったが、待ち焦がれた秋の味覚の到来に港は活気づいた。

水揚げしたのは北海道船籍のサンマ棒受け網漁船「第十八鹿島丸」(198トン)。
120~130グラムの中型を中心に、二日夜から三日朝にかけて三陸沖で漁獲した約20トンを運び込んだ。

今回水揚げされたサンマは、
全国的に漁獲量が少ないことなどもあって、
入札では1キロ当たり541円から461円の高値で取引された。
小名浜魚市場で放射性物質検査を受けて安全が確認された後、
県内に出荷された。

第十八鹿島丸漁労長の鈴木剛男さん(47)は
「ようやくまとまった数のサンマが取れるようになってきた。
脂の乗りも良いので、塩焼きや刺し身などいろんな食べ方で味わってほしい」と話した。

関連記事

ページ上部へ戻る