福島県内2人死亡9人感染 新型コロナ

 

 県は県内で新型コロナウイルスに感染した七十代と八十代の女性の死亡、九人の新型コロナ感染が確認されたと四日、発表した。女性二人は三日に死亡し、九人の陽性は同日確認された。死者のうち一人は高齢者施設、一人は医療機関で亡くなった。県内の死者は累計五十二人で、感染者は累計千七百五十九人となった。

 県によると、高齢者施設で亡くなった一人は疾患などのため、医師が医療機関への搬送は困難と判断した。医師が常駐する施設内で治療を受けていた。この施設内で亡くなったのは計四人となった。

 新規感染者九人には、小名浜港に一日から三日まで寄港していた船の外国籍の四十代船員男性が含まれる。男性は二日に陽性と判明したが、国外の船に対する検疫を所管する国の機関といわき市保健所の調整を経て、三日の確認分にしたという。

 九人のうち感染経路不明者は一人だった。県が確保している四百六十九床の病床使用率は38・2%。昨年十二月三十一日時点の39・7%以来、三十四日ぶりに40%以下となった。

 県発表の感染者九人の内訳は次の通り。

 ◆4日発表(3日判明分)▼須賀川市・3人=10代男子学生、10代女子学生2人▼南会津町・3人=60代自営業男性、40代会社員女性、20代無職女性▼郡山市・2人=60代無職女性、30代女性▼国外=40代会社員男性

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