太田西ノ内病院クラスター83人に 福島県内3人死亡、34人感染
県は新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた八十代男性二人と四十代男性の死亡と、三十四人の新型コロナ感染が確認されたと四日、発表した。新規感染者三十四人にはクラスターが発生した郡山市の太田西ノ内病院の職員、入院患者、退院患者、出入り業者計二十二人が含まれる。同病院のクラスターは計八十三人となり、県内最大のクラスターに拡大した。
男性三人の死亡は二日、三十四人の陽性は三日に判明した。県内の死者は累計七十六人、感染者は累計二千四十一人となった。
県によると、太田西ノ内病院の感染者八十三人の内訳は職員二十一人、入院患者四十八人、退院患者十三人、出入り業者一人。県内最大のクラスターはこれまで南会津町の介護施設の七十一人だった。
この他、三十四人にはクラスターが発生した二本松市の枡記念病院の入院患者三人も含まれており、院内クラスターは計十八人となった。
三十四人のうち感染経路不明は四人だった。三日現在の入院者は予定を含め百七十三人で、県が確保している四百六十九床に対する使用率は36・9%(前日比5・1ポイント増)となった。
県発表の三十四人の内訳は次の通り。
◆4日発表(3日判明分)
▼福島市・4人=30代自営業男性、40代無職女性、40代会社員男性、20代無職女性▼南相馬市・1人=30代会社員男性▼会津若松市・2人=50代会社員男性、20代男子学生▼二本松市・2人=80代無職女性、80代無職男性▼本宮市・1人=90歳以上無職女性▼石川町・1人=50代男性▼郡山市・19人=60代無職女性、50代病院職員女性2人、80代無職男性3人、60代無職男性、80代無職女性、60代男性(職業調査中)、70代無職男性2人、70代無職女性、60代会社員女性、70代会社員男性、90歳以上無職女性、30代病院職員女性、20代病院職員女性2人、40代病院職員男性▼埼玉県・1人=50代男性▼鏡石町・1人=80代無職女性▼三春町・1人=90歳以上無職女性▼田村市・1人=60代無職女性