海外でも「3.11」を忘れない NYでオンライン追悼 相馬の園児ら参加

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年となるのを前に、米ニューヨークの在留邦人らが犠牲者を追悼する式典「TOGETHER FOR 3・11」を六日夜(日本時間七日午前)、オンラインで開いた。主催者は一分間黙とう、被災者に「ニューヨークはあの日を忘れない」と呼び掛けた。

 式典では関係者のビデオメッセージを放映した。福島県からは福島市の絵本作家あきばたまみさんと、相馬市のみなと保育園の園児約三十人が出演した。あきばさんは、原発事故の影響で被災地に置き去りにされた動物に触れ「人間だけでなく多くの動物が命を失った。全ての生き物の命の尊厳について考えていきたい」と話した。

 みなと保育園の園児は「以前のように平和な生活に戻れるよう自分たちにできることを頑張る」とメッセージを送り、主催者代表のシンガー・ソングライターAKさん(広島県福山市出身)の楽曲「My Dream」を合唱した。

 AKさんは「被災者の方々を忘れていない。一緒に前に進んでいこう」と訴えた。

 式典は二〇一二(平成二十四)年からニューヨークの教会で毎年開かれていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で二〇二〇(令和二)年は中止となり、今年はオンライン形式での開催となった。

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