4人死亡、21人感染 福島県内の新型コロナ、病床使用率50.1%

 

 福島県は新型コロナウイルス感染により県内の医療機関に入院していた八十代男性、七十代の男女二人、九十歳以上女性の計四人の死亡と、十五人の新型コロナ感染が確認されたと十四日、発表した。十五日には、さらに六人の感染が確認されたと明らかにした。十五日現在の入院者は予定を含め二百三十五人で、県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は50・1%となり、ステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」を一月二十七日以来、四十六日ぶりに超えた。

 八十代男性と七十代女性、九十歳以上女性は十二日、七十代男性は十三日に死亡した。十五人は十三日、六人は十四日に陽性判明した。県内の死者の累計は九十五人、感染者の累計は二千二百四人となった。二日間の新規感染者二十一人には、郡山市の太田西ノ内病院の職員五人、入院患者三人が含まれており、同病院のクラスター(感染者集団)は計百五十四人に膨らんだ。

■県内14人退院 退所は3人

 福島県内で新型コロナウイルスに感染した入院者十四人が十四日までに県内の医療機関を退院した。同日までに宿泊療養施設入所者三人が退所し、自宅療養者一人が療養解除となった。県が十五日、発表した。

 十四日現在の入院者は、予定者と宿泊療養施設入所者、自宅療養者を含めて二百四十六人で、このうち十一人が重症となっている。

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