かつらおカリー誕生 地元産羊肉広める ふるさと納税返礼品

 

 葛尾村産の羊肉の端材を使ったカレー缶詰「かつらおカリー」が完成した。フードロスの解消と防災の観点から生まれた商品で、ふるさと納税の返礼品として葛尾産羊肉を広めていく。三十日、村復興交流館あぜりあでお披露目会が開かれた。 

 葛尾むらづくり公社と村内でブランド羊を飼育している牛屋、郡山市のデザイン会社ヘルベチカデザインの三社で昨年四月に設立された「葛尾の面白い人と魅力商品を作る会」の第一弾商品。 

 羊肉を加工する際に出る端切れ肉を活用する。缶詰にすることで、非常食として利用できる。福島市のカレー専門店「笑夢」がレシピを考案し、同市のサンヨー缶詰が加工した。温めずそのまま食べることができる。羊肉が柔らかく、食べ応えのある商品となっている。 

 県の六次化商品ビジネスモデル推進事業の補助金を活用した。 

 ふるさと納税の返礼品として一セット二缶入りで、限定五十セット。一万円の寄付で受け取ることができる。羊肉のスライスも返礼品となっている。

 お披露目会では葛尾の面白い人と魅力商品を作る会会長の松本弘副村長が「葛尾村の羊肉の流通促進と市場価値の向上につなげたい」と述べ、かつらおカリーのふるさと納税寄付者第一号の藤野公尋さんに缶詰を手渡した。篠木弘村長が立ち会った。

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