京都のドローン関連会社 ワールドリンクアンドカンパニー 双葉町と立地協定
小型無人機(ドローン)の販売や関連サービスを提供する「WorldLink&Company(ワールドリンクアンドカンパニー)」(本社・京都市)は二十六日、双葉町と企業立地協定を締結した。同町中野地区復興産業拠点にドローンの保管・修理事業などの総合サービス拠点を開設する。二〇二二(令和四)年十月の供用開始を目指す。
締結式は双葉町産業交流センターで行われた。伊沢史朗町長、ワールドリンクアンドカンパニーの須田信也社長があいさつした後、協定書に署名した。
同社は国内で初めてドローン専門店を開業し、空撮やインフラ点検、測量サービスなどを手掛けている。現在、南相馬市原町区の市産業創造センターに活動拠点を置いている。
約五億円を投じ、双葉町に飛行スペースを併設した倉庫・メンテナンス施設などを整備する。当面、五人雇用し、増員していく方針。南相馬市は開発や営業拠点としていく。
須田社長は「新しいまちづくりに参画し、最先端技術の社会実装を進めていく」と意欲を示した。伊沢町長は「大きな可能性のある企業の進出は、双葉町の復興加速につながる」と歓迎した。