生コンクリートに見た目そっくり 田村のクワコンがソース販売
見た目がまるで生コンクリートのようなソースを、田村市船引町の桑原コンクリート工業(クワコン)が販売し、話題となっている。
埼玉県深谷市の食品会社「大東食研」の「コンクリート風ソース」を、クワコンがプライベートブランド(PB)商品「生コンクリート風ソース」とし、本社などで売っている。灰色で適度にとろみのあるソースは、ゴマ風味。揚げ物はもちろん、冷ややっこや鍋物にも合う。
桑原義昌社長(46)が知人から「コンクリート風ソース」をもらったのがきっかけとなった。得意先への贈答品にと、大東食研にまとまった数を発注したところ、PB化の話が持ち上がった。昨年秋ごろから周囲に配ると評判となり、本格的に販売することにした。
PB化に当たって商品名に「生」を付け加えたのは、「コンクリートは固まった物を言うのであって、固まっていないのは生コン」という、専門業者ならではのこだわりからだ。ラベルに描かれているミキサー車も、クワコン仕様になっている。
桑原社長は「新型コロナウイルスの感染拡大で世の中は暗くなりがちだが、みんなにクスッと笑ってもらえればうれしい」と話している。
一本五百四十円(税込み)。