新型コロナの福島県非常事態解除 時期巡り知事「月末で脱却したい」

 

 新型コロナの感染拡大に伴う福島県内全域を対象とした県独自の非常事態宣言(十五日~三十一日)の解除時期について、内堀雅雄知事は二十四日の記者会見で「今月末で脱却したいとの思いがある。県民と一緒になって(感染防止対策に)取り組む」と述べた。

 一方、解除の可否を判断する基準を現段階で示すのは難しいと説明した。五月に入り、入院期間が比較的長い傾向にある高齢の感染者の割合が増え、先行きが見通しにくくなっているとした。

 県内の感染状況について、政府の対策分科会が示す「ステージ3(感染急増)」の状態が続いているとの認識も示した。感染状況を判断する七つの指標は二十三日現在、「病床使用率」「重症者用病床使用率」が「ステージ4(爆発的感染拡大)」、「人口十万人当たりの全療養者数」がステージ3の水準となっている。

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