「新型コロナ」福島県内5人感染 1日県発表分 63日ぶり1桁台
福島県は五人の新型コロナウイルス感染が確認されたと一日、発表した。五人の陽性は三十一日に判明した。新規感染者が十人を下回るのは三月二十九日以来、六十三日ぶり。五月の感染者数は千百七十九人となり、一カ月当たりの感染者数の過去最多を更新した。県内の感染者は累計四千五百八十八人となった。
五月の感染者を地域別で見ると、会津若松市が三百五十八人と最も多く、いわき市が二百四十九人、郡山市が百五十四人、福島市が百五人と続いた。県は感染拡大の要因について、飲食店での会食などを起因とした感染の影響で、家庭や職場内での二次・三次感染が広がったとした。一カ月当たりの感染者数はこれまで、四月の八百八十八人が最多だった。
新規感染者五人のうち、二人の感染経路が分かっていない。県が確保している病床四百九十六床の使用率は37・7%(前日比4・8ポイント減)となった。
福島県新型コロナ対策本部の担当者は、新規感染者の減少について「非常事態宣言中の対策の効果が一定程度あった」との認識を示し、「三十日までは重点対策期間としている。感染の再拡大を防止するために県民には改めて感染防止を徹底してほしい」と呼び掛けた。
県発表の五人の内訳は次の通り。
▼いわき市・2人▼須賀川市・1人▼二本松市・1人▼会津美里町・1人