新型コロナ変異株「ゲノム解析」開始 速やかに種別特定 福島県衛生研究所

 福島県は新型コロナウイルスの変異株の発生状況を迅速に把握するため、県衛生研究所(福島市)で変異株の「ゲノム解析」を実施できる体制を整え、運用を始めた。これまでは国立感染症研究所(東京都)に検体を送って解析を依頼していたため、より速やかに変異株の種別を特定できるようになった。

 24日の6月定例県議会代表質問で、県民連合の椎根健雄議員(郡山市)の質問に伊藤剛保健福祉部長が明らかにした。

 県によると、県内で新型コロナの陽性が判明した感染者のうち、変異の有無を検査している割合は3割弱。変異株と判明した場合はゲノム解析を実施し、株の種別などの詳細を調べている。

 国立感染症研究所に送付して解析した場合、結果が判明するまで2~3週間程度かかり、混雑時はさらに時間を要するという。こうした状況を受け、県衛生研究所に専用の解析機器を導入し、5月下旬に運用を始めた。

 解析の対象は県衛生研究所で変異株と判明した検体だが、中核市の保健所など他の機関から依頼があった場合には対応する。

 変異株は種別によって特徴が異なるとされる。県は、変異株の状況を迅速に捉えるため、解析体制の強化が必要と判断した。

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