「イノベんとう」を県庁で販売 福島県南相馬、いわき両市の3高校が開発
福島県南相馬市の相馬農高と同いわき市の磐城農高、小名浜海星高は13日、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想にちなんで開発した弁当「ふくしまイノべんとう」を県庁で販売した。
相馬農高は南相馬市の郷土料理「ベンケイ」を活用した。磐城農高は植物工場で栽培したトマト、小名浜海星高は実習で製造したサバの水煮缶を使い、3種類の弁当約350個を販売した。実習で製造した加工品なども並び、来庁者の人気を集めていた。
イノべんとうを開発した3校の生徒は同日、小柴宏幸農林水産部長を訪れ、弁当のおいしさを紹介した。相馬農高食品科学科3年の鈴木愛佳さんと磐城農高生活科学科3年の上遠野愛華さん、小名浜海星高食品システム科3年の小野明奈さんが幅広い世代に受け入れられる味や彩りの工夫を説明した。