親子の夢「ぷくぷく茶屋」オープン 納屋改修し家庭料理提供 福島県田村市

 

 福島県田村市船引町芦沢に、飲食店「ぷくぷく茶屋」がオープンした。渡辺ヒロ子さん(70)、朱美さん(41)親子が長年の夢をかなえてつくった。納屋を改修した店舗で、家庭の味にこだわった料理を出す。「多くの人が交流する場になってほしい」と望んでいる。

 6月末に営業を始めた。ランチタイムにはサバのみそ煮や、煮込みハンバーグなどの定食を出す。知り合いの農家から直接仕入れた野菜を使っており、ボリュームは満点。優しい味が好評だ。ヒロ子さんは「おばあちゃんが手間をかけて作ってくれた料理をイメージしている」と話す。手作りの総菜やパン、新鮮な農産物も店内で販売している。

 ヒロ子さんと朱美さんは「ママリン食彩工房」を営み、地場産野菜を使った加工品を直売所などに出荷してきた。地域は人口減少や高齢化が進み、元気を失っている。地域活性化に向け、空いていた納屋を店にする構想を練ってきた。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、「なぜ、今なのか」と周囲から言われたこともあったが、「安全でおいしいものを食べてほしい」との思いを貫いた。

 近くには悪疫退散の守り神として知られる「お人形様」が祭られており、参拝で訪れた人が寄ることもある。にぎわいをさらに創出しようと、店内でのイベント開催を今後、検討するという。ヒロ子さんと朱美さんは「みんなが集い、学び、楽しめる場にしたい」と話している。

 場所は田村市船引町芦沢字梅ケ咲40。営業時間は、ランチタイムが午前11時30分から午後2時。カフェタイムが午後3時から同6時。火、水曜定休。

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