宇宙滞在のパッションフルーツの種が福島・富岡町に帰還 東北復興ミッション

 

 一般財団法人ワンアース(茨城県)の復興事業「東北復興宇宙ミッション2021」で宇宙から戻った福島県富岡町のパッションフルーツの種の返還式が30日、町役場で行われた。

 パッションフルーツは、町内の解体・土木業サン・クリーンが町の特産にしようと昨年から町内のハウスで生産している。同社から実の提供を受けた町観光協会が種を取り出し、6月4日から7月10日までの37日間にわたる国際宇宙ステーションなどでの宇宙滞在を経て町に届けられた。

 返還式では、町に帰還した種が紹介され、山本育男町長が町観光協会の渡辺吏会長とサン・クリーンの高橋雅裕社長に手渡した。

 種は町観光協会の委託を受けたサン・クリーンがハウスで栽培する。高橋社長は「宇宙を旅した種が町の活性化につながるよう、大切に育てていきたい」と決意を語った。

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