「パリ大会でメダルを取りたい」 東京パラ7位入賞の佐々木真菜選手が報告会
東京パラリンピック陸上女子400メートル(視覚障害T13)で7位に入賞した佐々木真菜選手(24)=福島市出身=は8日、所属先の東邦銀行で報告会に臨んだ。「皆さんに支えられて笑顔でスタートラインに立てた」と感謝し、「3年後のパリ大会でメダルを取りたい」と決意を示した。
約60人が参加した。佐藤稔頭取が「全力を出し切った姿に勇気をいただいた。次のステージを目指してほしい」とねぎらい、佐々木選手に花束を手渡した。川本和久監督は「人生や陸上への希望を持ち続けたから、ここまで到達できた。レースで信じられない頑張りを見せてくれた」と努力をたたえた。
佐々木選手は「前半は猿を追い掛けるように、後半は熊から逃げるように走った」と初の大舞台を振り返った。400メートルの決勝は日本記録の57秒80に次ぐ自己2番目の58秒05で走ったが、55秒台の金、銀メダリストらに離された。「来年は世界選手権(神戸)がある。55秒台で世界と戦えるようにしたい」と新たな目標を掲げた。
佐々木選手は100メートルにも出場した。予選で敗退したが12秒96の自己ベストをマークした。