会津大学の若手人材ロボット演習スタート 福島県南相馬市のロボットテストフィールド 高校生らを指導

 

 会津大の若手人材ロボット技術演習は11日、福島県南相馬市原町区の福島ロボットテストフィールドで始まった。地元の高校生ら向けに12月22日まで計8回開講する。

 初回は小高産業技術高ロボット研究部の生徒、県立テクノアカデミー浜のロボット環境エネルギーシステム学科の学生合わせて13人が受講した。中村啓太准教授がシミュレーションによる小型無人機(ドローン)と災害対応ロボットの操作方法を指導した。会津大の学生2人が指導補助を担った。

 演習は福島イノベーション・コースト構想推進機構の「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」の一環。2回目以降の演習では南相馬ロボット産業協議会、県ハイテクプラザ南相馬技術支援センターの協力を得て、ロボットの実機操作などを行う。

 開講式で屋代真特任教授が「基本的な技術を理解しながらロボットの可能性を体験し、進路選択の参考にしてほしい」と語った。

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