福島県文化功労賞に菅野正美氏と田村学氏 文化・学術・教育の向上に尽力

 
 福島県の文化、学術、教育の向上に尽力した功績をたたえる第70回県文化功労賞に全日本合唱連盟常務理事の菅野正美氏(66)=芸術部門(音楽)・須賀川市=、県演劇団体連絡会長の田村学(本名・佐藤勲)氏(79)=芸術部門(演劇)・いわき市=が選ばれた。県が6日、発表した。

 菅野氏は県立高教諭として長く合唱活動に情熱を傾け、安積女(現安積黎明)、福島女(現橘)、郡山の3校を計23回、全日本合唱コンクール全国大会へ導いた。

 2008(平成20)年に福島市で始まった声楽アンサンブルコンテスト全国大会に創設から携わり、第2回大会から実行委員会長を務めている。2007年に県合唱連盟理事長、昨年に全日本合唱連盟常務理事に就いた。元福島民報「日曜論壇」執筆者。

 田村氏は県内の小中学校教諭として教壇に立つ傍ら、いわき市で「劇団いわき小劇場」を主宰してきた。同劇場は1989年に県文化振興基金の団体表彰を受けた。

 1975(昭和50)年の県演劇団体連絡会結成に関わり、1993年に会長に就任した。後進の指導に力を入れている。2009年からは県芸術文化団体連合会副会長を務めている。県芸術祭などに携わり、本県の文化事業の振興・発展に貢献している。

 表彰式は11月3日、福島市の杉妻会館で行われる。

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