原発事故被災地からウクライナ侵攻に反対の声 ゆるキャラがツイッターで発信

 

「LOVE&PEACE」を掲げ、平和な世の中の実現を呼び掛ける浪江町のゆるキャラ「うけどん」

 

2022/03/08 21:10

 

 ロシアによるウクライナ侵攻に対し、東京電力福島第一原発事故の被災地から反対する声が上がっている。福島県浪江町のゆるキャラ「うけどん」が原発事故で古里に帰れない人の気持ちを代弁し、町公式ツイッターに平和な世の中になるよう呼び掛けている。

 「LOVE&PEACE」を掲げた、うけどんが「みんなへ届け!」と題し、「福島県は震災で原発事故があったよ もうすぐ十一年経つのに、今も自分のお家に帰れない人がたくさんいるよ 原発に攻撃なんて悲しい…戦争のない平和な世の中になりますように!」と記している。

 帰還困難区域となっている津島地区の民家の写真をアップし、「急に避難することになって、大切な場所から離れたんだ。今もまだ帰れないお家がたくさんあるの 世界で同じことが起きませんように…」として、原発への攻撃をやめるよう訴えている。

 うけどん担当で、津島地区出身の町職員、及川里美さんは「同じ思いをする人が出てほしくない」と願う。

 ウクライナの首都キエフと姉妹都市を結ぶ京都市・嵐山のゆるキャラから反戦ツイートの動きが全国に広がっている。県内では、白河市のゆるキャラ「しらかわん」が「Stop War」とツイートしている。

 

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