高齢者の就業機会確保、交流促進へ 福島県川内村 人材センター設立

 

「かわうちゴールド人材センター」の発足を祝い、記念撮影する会員登録者ら

 

2022/04/20 09:35

 

 福島県川内村に19日、「かわうちゴールド人材センター」が設立された。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を進める村で、高齢者の就業機会を確保し、生きがいにつなげるとともに、会員同士の交流を促進する。村内のかわうちラボで発足式と設立総会が催された。

 川内は2008(平成20)年度から富岡、楢葉、広野の4町村で構成する南双広域シルバー人材センターに加入していた。町村を超えた広域活動がないため、村づくり会社の一般社団法人かわうちラボの下部組織として、新たに単独で設けた。会員は55歳以上が対象で、現在28人が登録している。

 発足式は会員登録者ら約30人が出席した。かわうちラボ代表理事の遠藤清輝副村長が「働くことを通して生きがいを感じ、会員間の交流を深めてほしい」とあいさつし、遠藤雄幸村長が祝辞を述べた。会長に志賀喜代登さんを選任した。全員で記念撮影し、センターの設立を祝った。

 4月1日現在、村内の65歳以上は984人で、村内居住者の49・87%。

 

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