楢葉郵便局が復興拠点内に移転し開局 福島県楢葉町の笑ふるタウンならは
テープカットする小野木東北支社長(右から4人目)、松本町長(中央)ら関係者
2022/10/17 17:00
福島県楢葉町役場近くの仮設店舗で営業してきた楢葉郵便局は町内の復興拠点「笑ふるタウンならは」敷地内に移転し、17日開局した。住民の利便性向上へ期待が集まる。
現地で移転開局セレモニーを行った。日本郵便の小野木喜恵子常務執行役員東北支社長が「末永く地域の皆さまに愛されるよう努めていく」と式辞、松本幸英町長が「町の再生の新たなシンボルとして大切にしていく」と祝辞を述べた。小松正樹楢葉郵便局長は「これまで以上に町の復興発展に貢献していく」と謝辞を述べた。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で休業し、2015(平成27)年10月に仮設店舗で営業を再開した。新店舗は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は511平方メートル、敷地面積は1767平方メートル。郵便や貯金、保険業務に、新たに集配センターを併設し、11年7カ月ぶりに集配業務を再開した。
住所は楢葉町北田字中満256の3。営業時間は郵便・物販が平日午前9時から午後5時まで、貯金・保険が平日午前9時から午後4時まで。ATMの平日の営業時間を拡大し、土曜日、日曜日にも使えるようになった。
ATMは平日午前8時45分から午後6時、土曜日午前9時から午後5時、日曜日・休日午前9時から午後3時まで。