「MISORA」ブランドで南相馬のものづくり発信へ ロボット産業協 大会準優勝の災害ロボから命名

 

南相馬市ロボット産業協議会が開発した「MISORA」。ブランド名として名称が使用される

 

2022/12/07 20:59

 

 福島県南相馬市の南相馬ロボット産業協議会は、昨年のロボットの国際競技大会ワールドロボットサミット(WRS)福島大会で準優勝した災害対応ロボット「MISORA(ミソラ)」の名前を冠したブランド認定制度を導入し、ものづくりのマチ「南相馬」をアピールする。

 MISORAは同協議会の会員企業が共同開発し、インフラ・災害対応部門で世界2位に輝いた。MISORAの名称は商標登録されている。

 世界トップクラスの高い技術力を示す証しとして「MISORAブランド認定」制度を導入する。対象は会員企業の製品で、同協議会内に設ける認定委員会が安全性、耐久性、価格、供給体制などの基準を満たしているかどうかをチェックし、認定書を発行する。

 製品は一般消費者向けの日用品などを想定している。市のふるさと納税返礼品としても申請し、全国に「MISORAブランド」を広める。

 6日に市内で開いた中間報告会で同協議会の五十嵐伸一会長が発表した。

 

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