産業団地の基本構想策定へ 福島県富岡町 復興拠点と拠点外にまたがり整備の見通し

 

2022/12/15 09:15

 

 福島県富岡町は2023(令和5)年度、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)と拠点外にまたがって整備を検討している産業団地の基本構想を策定する。新年度当初予算案に関連予算を盛り込む。山本育男町長が14日開会した12月定例町議会の一般質問で明らかにした。

 町は国道6号東側の約235㌶を3区画に分けて、土地利用方針を打ち出している。このうち、除染土壌の仮置き場になっている旧農地などの復興拠点と隣接する拠点外の計約90㌶に、産業団地造成を検討している。新年度に基本構想を固め、地権者と協議に入る方針。

 富岡町の夜の森地区を中心とする約390㌶の特定復興再生拠点区域(復興拠点)と、復興拠点外を通る小良ケ浜、深谷両地区の主要道路や施設の避難指示解除について、山本育男町長は「異なる時期とならざるを得ない」として、段階的な解除になる見通しを明らかにした。

 小良ケ浜、深谷両地区の道路周辺などの除染(外縁除染)の作業完了が当初より遅れており、来年9月以降になる見通しのためだ。

 一方で、山本町長は11月下旬に開催した町政懇談会で、復興拠点の避難指示解除について町民から「おおむね理解された」との認識を示した。

 12月定例町議会の会期は16日までの3日間。山本町長が2022(令和4)年度一般会計補正予算案など11議案を提出した。

 

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