10年間の感謝と20年後に向けた希望を発信 福島県の「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」が記念式典
桜プロジェクト賞に輝いた大井さん(前列中央)を囲む関係者
2023/01/29 09:25
福島県浜通りの国道6号沿いに桜の木を植える「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」の10周年記念式典は28日、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)で行われた。中高生、大学生が作ったプロジェクトのPR動画を通して、10年間の感謝と20年後に向けた希望を発信した。将来の世界遺産登録を目指し、現在約1万4千本の桜を2万本に向けて活動していく。
関係者約100人が参加。「桜プロジェクト これからの10年」のテーマで応募のあったPR動画8点を、制作者が発表した。審査の結果、最高賞の桜プロジェクト賞に原町高放送部の大井紀葉さん(1年)の「溢れる夢を桜にのせて」が選ばれた。審査委員長の音楽プロデューサー多胡邦夫さんが講評した。
実行委員長でNPO法人ハッピーロードネット理事長の西本由美子さんが「桜を通して世界中がつながっている」とあいさつした。日本みち研究所研究理事の小山健一さんが基調講演した。
29日、広野町さくら公園と国道6号のJヴィレッジ入り口付近で記念植樹する。
桜プロジェクト賞以外の入選作品は次の通り。
▽東北地方整備局長賞=「世界へ届け!桜プロジェクト」(福島大留学生プロジェクトOur Fukushima)「桜の下で待っています」(郡山高放送部)
▽努力賞=「これまでの10年、これからの20年」(原町高放送部 藤木千尋)「未来に咲き誇れ 世界一の浜街道の桜たち」(清信早希)「私たちが綴る SAKURA STORY」(平三中)「私たちと桜」(富岡中)「鮮やかな未来へ」(磐城高写真部)