ブルー・ツーリズム商品開発へ 福島県内で「海」テーマにモニターツアー

 

広畑さん(右から2人目)の指導でトウガラシ作りを体験する参加者

 

2023/02/06 21:04

 

 「海」をテーマにした観光商品を考える福島県の「ふくしま浜通りブルー・ツーリズム」モニターツアーは5、6の両日、南相馬市や相馬市で繰り広げられた。

 浜通りならではの観光商品を「ブルー・ツーリズム」と称し、ブランド化と誘客につなげる一環として企画した。首都圏から8人が参加した。5日は南相馬市小高区の小高工房でトウガラシ作りを体験した。小高工房の広畑裕子さんが、東京電力福島第1原発事故による避難の影響で、野菜が野生動物に荒らされる中、トウガラシだけが被害に遭わなかったことから、帰還後の特産品として注目した背景を紹介した。参加者は小高産のトウガラシを砕いて、瓶詰にする過程を体験した。市内原町区では馬術を見学した。

 6日は相馬市で海岸沿いのウオーキングや松川浦産の食材を使ったビザ作りなどを楽しんだ。

 県は参加者の感想などをもとにブルー・ツーリズム商品を開発する。

 

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