スイセンの葉食べた女性食中毒 福島県いわき市 保健所が注意呼びかけ

 

葉の形が似ているニラ(左)とスイセン。保健所が注意を呼びかけている=厚生労働省提供

 

2023/04/05 10:00

 

 福島県いわき市保健所は4日、市内の女性(74)が有毒植物のスイセンを原因とする食中毒になったと発表した。葉の形がよく似たニラと勘違いしてスイセンの葉を食べたという。

 市保健所によると、女性は1日午前9時30分ごろ、自宅の畑で栽培していたニラと誤ってスイセンを採取した。みそ汁の具材にして食べたところ、約30分後に嘔吐(おうと)や吐き気などの症状が現れた。翌日も改善されず、医療機関を受診して発覚した。入院には至らず、現在は快方に向かっているという。

 市保健所の担当者はスイセンの誤食を防ぐ方法について「臭いをかぐなどして見分けてほしい。スイセンは球根もタマネギと間違いやすく、注意が必要だ」と呼びかけている。

 

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