夏イチゴの収穫が最盛期 福島県大熊町大川原 ネクサスファームおおくま
赤く色づき、収穫の最盛期を迎えている夏イチゴ=27日早朝、福島県大熊町
2023/06/27 18:39
福島県大熊町大川原にあるネクサスファームおおくまのビニールハウスで、夏イチゴの収穫が最盛期を迎えている。27日朝には、従業員やインターンシップの大学生らが鮮やかな赤色に染まった実を摘み取った。
出荷後、主にショートケーキなどとして加工される。クリームの甘さを引き立てるため、冬用に比べて酸味が強いのが特徴。
養液栽培の高さ1メートルの棚が約60アールのハウス内に何列も連なっている。約20人の従業員が徹底した温度管理と病害虫対策を施し、今月上旬から収穫し始めた。12月下旬まで生産し、約30トンの収量を見込んでいる。
工場長の徳田辰吾さん(43)は「夏イチゴの需要は高いが、生産者は少ないのが現状。この地域を一大生産地にしたい」と意気込んでいる。