テープカットする遠藤村長（中央左）と遠藤副村長（同右）

 

2023/07/04 10:11

 

担当者からトレーラーハウスの説明を受ける遠藤村長（中央）と遠藤副村長（左）

 

　福島県川内村の一般社団法人かわうちラボの移住・定住支援センターが村内への移住を考えている人を対象に導入したお試し居住用トレーラーハウスは３日、運用を開始した。内覧会が開かれ、遠藤雄幸村長ら村関係者が移住定住促進に向けた新施設に期待を寄せた。

　施設名は「ＧＥＫＫＯＵ（月光）」。村の美しい月明かりの下で移住体験してほしいとの願いと、村のカエルの鳴き声をイメージし付けた。木造平屋で約３０平方メートルにソファ、テレビ、風呂、トイレ、冷暖房設備、インターネット環境を備えている。調理器具もそろっている。

　移住に向けた物件探しや村内イベントへの参加、農業体験などの際に利用できる。利用希望者は事前にオンラインで面接する。利用期間は１泊２日から１週間以内で、使用料は無料にした。設置場所は同村上川内字町分４２１。既に第１号の申し込みがあるという。

　内覧会では遠藤村長と、かわうちラボ代表理事の遠藤清輝副村長がテープカットした。遠藤村長は「お試し居住しながら、村の魅力を感じてほしい」と語った。問い合わせは、村移住・定住支援センターへ。