人馬のふれあい、ストレス解消効果は 東京のNPO、福島県南相馬市で分析 福島大教授らと共同研究

 

人と馬のふれあいの科学的な効果を調べた実験

 

2023/11/06 19:30

 

 人と馬とのふれあいによるストレス解消を科学的に分析する実験は4、5の両日、福島県南相馬市の南相馬ふれあい牧場で行われた。

 地域の資源を生かした創業や活性化を考えるNPO法人地域活性化推進機構(東京)が実施した。引退した競走馬を人間のストレス解消に利活用する活動の一環。福島大共生システム理工学類の田中明教授、東京情報デザイン専門職大の氏家弘裕教授らと共同で研究している。

 馬とふれあう前後の人間の心拍数や唾液中のホルモン、消化酵素を調べ、ストレスや幸福感の変化をデータで分析した。馬にも同様の計測を行い、影響を調べた。人にも馬にも優しい活用法を探る。今月中にも結果をまとめる。

 実験に立ち会った同機構の君島美智子理事は「癒やしの効果を実証し、引退馬の活躍の場をつくりたい」と話している。

 

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