自作の電気自動車で疾走 高校生ら走行距離競う 福島県浪江町

 

自作したEVの走行距離を競い合う参加者

 

2023/11/28 09:54

 

 電気自動車(EV)の競技会「相双EVレース大会」は27日、福島県浪江町のふたば自動車学校で催された。南相馬市の小高産業技術高と県立テクノアカデミー浜、広野町のふたば未来学園高の生徒・学生が自作したEVの走行距離を競い、互いの技術を高め合った。

 文部科学省のマイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)に指定され、再生可能エネルギーの取り組みを学ぶ小高産業技術高の生徒が中心となって初めて企画した。同高の電気科3台、機械科2台、テクノアカデミー浜1台、ふたば未来学園高2台の計8台が出場した。

 12ボルトの鉛電池2個を電力源にした自作のEVが20分でコースを何周できるかを競った。電力を抑え、長距離を走れるEVを手がけた生徒たちが研究の成果を披露した。小高産業技術高の千色志音(ちいろ・しおん)さん(電気科3年)のEV「浮舟号」が12周を走り、優勝を果たした。

 

関連記事

ページ上部へ戻る