活況「請戸魚市」 福島県浪江町 ヒラメやカレイなど販売

 

請戸漁港で水揚げされた水産物を買い求める住民ら

 

2023/12/10 09:20

 

 福島県の相馬双葉漁協請戸地区青年部による「請戸魚市」は9日、浪江町の請戸漁港で開かれ、海の幸のおいしさや安全性を発信した。

 請戸漁港で水揚げされたヒラメやカレイなどが販売された。シラスやメヒカリ、カマスなどの加工品も並んだ。ホッキ飯やカニ汁の振る舞いもあり、大勢の住民らが訪れて新鮮な魚介類を買い求めた。

 販売開始に先立ち、吉田栄光町長が「請戸漁港を中心に漁業の復興や振興を進めていく」とあいさつした。

 かつては「請戸夕市」の名で年末やお盆の風物詩として親しまれてきた。「請戸魚市」に改称して昨年、約12年ぶりに復活した。相馬双葉漁協請戸地区の高野一郎代表は「イベントなどを通し、今後も『請戸もの』の品質の高さを広く伝えたい」と述べた。

 

■16日「請戸ものまつり」

 浪江町は16日、町内の道の駅なみえで「請戸ものまつり」を催す。

 元水産庁職員の上田勝彦さんによるお魚料理教室を開く。相馬双葉漁協請戸地区がシラスを使った卵とじを無料配布する。魚や貝に触れることができる「おさかな水族館」を設置する。特別メニューを提供するキッチンカーも並ぶ。

 入場無料で午前10時から午後3時まで。問い合わせは町農林水産課へ。

 

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