鍋料理や雑煮に欠かせない!! セリの収穫最盛期 相馬地方
腰まで水に漬かりながらセリの収穫に追われる遠藤さん
2023/12/19 09:31
相馬地方で鍋料理や正月の雑煮の具材として重宝されるセリの収穫が最盛期を迎えている。
福島県相馬市石上の生産者遠藤明朗(なおあき)さん(54)方では、地下水をくみ上げて栽培している。遠藤さんは家族や手伝いの知人らとセリ田で腰まで水に漬かり、長さ30、40センチまで育ったセリを手際よく摘み取っている。
今年は記録的暑さの影響で異常生育が一部でみられたが、茎が太く、歯応えのあるセリが育っている。収穫したセリは水洗いして1束100グラムにまとめ、JAふくしま未来を通じて県内や北海道の市場に出荷される。同市尾浜の農産物直売所「ふれあい旬のひろば」でも販売している。
収穫は来年1月中旬まで続く。4月上旬からは春セリとして作業を再開する。