防災と安全意識向上へ壁画 JERA広野火力発電所とふたば未来学園中・高が共同制作 福島県広野町
JERA広野火力発電所構内のトンネル入り口に描かれた壁画
2023/12/21 18:57
福島県広野町のJERA広野火力発電所とふたば未来学園中・高が共同で制作した、発電所構内のトンネルの入り口に描いた壁画が21日、お目見えした。
防災と安全に関する取り組みとして実施した、地域共生プロジェクトの一環。トンネルの補修に併せて絵を描き、記憶に残る作品にすることで、防災と安全の継続的な意識向上につなげる。所員と生徒らはワークショップを重ね、絵のデザインを考えてきた。アート展開・イベント企画事業を手掛ける「OVER ALLs」(本社・東京都)の協力を得ながら壁画を制作した。
壁画は赤と青を基調としたデザインになっている。所員が働く姿に加え、仕事の後に家族と触れ合う様子を描いた。OVER ALLsの赤沢岳人社長は「働く人のかっこよさを伝えると同時に、愛にあふれる日常を描いた」と絵に込めた思いを語った。
お披露目式では永徳康典所長が「発電所のシンボルとして未来に受け継いでいく」と述べた。遠藤智町長と郡司完ふたば未来学園中・高校長があいさつした。