珍種「コトクラゲ」を日本海側で発見 アクアマリンふくしまと新潟市・マリンピア日本海の共同調査

 

アクアマリンふくしまが展示している「コトクラゲ」

 

2024/01/22 18:35

 

 福島県いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは18日、新潟市水族館マリンピア日本海との共同調査で、珍種「コトクラゲ」を日本海側で初めて発見したという論文が、日本生物地理学会会報第78巻に掲載されたと発表した。

 コトクラゲは水深80メートル以深に生息し、琴のような姿からその名が付いた。国内では主に太平洋側で生息が確認されてきたが、日本海側での発見は初めて。同館がマリンピア日本海と2018(平成30)年から2022(令和4)年に実施した「アカムツ生態調査」で発見。分布域の北限記録も更新した。

 アクアマリンふくしまでは、発見した個体とは別に昨年新潟県佐渡海峡沖で採集した個体と、静岡県駿河湾沖で採集した個体を展示しているという。今後も調査を継続し、生息海域を明らかにしていきたいとしている。

 

関連記事

ページ上部へ戻る