格納容器の内部調査へ、ロボ2種類の操作試験公開 JAEA技術開発センター 福島県楢葉町
原子炉格納容器をイメージした設備の周辺を飛行する小型ドローン
2024/01/24 09:51
東京電力は23日、福島第1原発1号機で計画している原子炉格納容器の内部調査で使う装置の操作試験を福島県楢葉町の日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターで公開した。装置は第1原発に運び込み、早ければ2月にも調査を始める。
狭い場所で高精細な映像を取得できる小型ドローンと、ドローンの無線を中継する役割を担うヘビ型ロボットの2種類。1号機の原子炉格納容器にたまっている溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向け、容器内の状況を把握する。
小型ドローンは原子炉格納容器をイメージした設備の周辺とその内部を飛行し、搭載したカメラで映像を撮影した。ヘビ型ロボットは障害物を乗り越えながら原子炉圧力容器を支える土台付近まで移動した。